文房具は増えます。
私は気付いたらたくさんの文房具を持っていました。
たくさんの物に囲まれていた私に文房具は小さくてすぐ無くす物でした。
特にボールペンは部屋の中で存在感が薄い。
使った後は無意識にあちらこちらに置くので毎度探す羽目になっていました。
電話中にメモするために使ったペンや荷物が届いた時のサインするために使ったペン。
気付いた時にはどこに置いたか分からず、探しても見つからないのでまた買う増えるの繰り返し。
不思議なことに買った後、すんなり見つかったり。
ペンだけではなくカッターやハサミ、消しゴム、シャープペン、セロハンテープ、のり、シャープペンの芯。
ミニマリストに憧れて捨て活をした時に出てきた文房具を1カ所に集めたらデスクの引き出し満杯の量でした。
本当にもったいないことしてたなぁと反省しています。
ということで、今回は文房具を増やさずかつ便利に文房具が使える方法を綴ってみます。
ただ前もってお伝えしたいことそれは必要な文房具の数は人それぞれということです。
必ずしも「家に1つだけ」などと無理に決める必要は無いと思っています。
文房具を集めるのが好きな方もいらっしゃると思いますし、せっかくの楽しみを無理に減らさなくてもいいんですよ。
それは人によって違うので自分にあった便利かつ適切な数を一緒に導き出しましょう。
【ステップ1】使うときはどんな時か考える
筆記用具を使うときはどんな時ですか?
一緒に考えてみてください。
紙に書き出していくと考えを整理しやすいのでオススメです。
人によって文房具を私生活で使う場面も頻度も違います。
最近はスマホでメモしたり、スケジュールを残したりすることができるのでボールペンを使う場所が少ないかもしれません。
でも資格取得の勉強をするならシャープペン、消しゴム、色ボールペンやマーカー、子どものお絵かき道具なら色鉛筆やクレヨン、マーカーペンなどを使うこともあるでしょう。
自分がいつどんな時に文房具を使うのかを具体的に挙げてみてください。
私はざっとこんな感じです。
【ボールペンを使う時は?】
・電話でメモする時
・スケジュール帳に書く時
・買うものリストを書く時
【ハサミを使う時は?】
・食品の袋を切る時
・服のタグを切る時
【カッターを使う時は?】
・届いたダンボールを開封する時
・ダンボールを解体する時
・手紙を開封する時
【テープを使う時は?】
・開けた食品の袋を留める時
・フリマに出品した商品を梱包する時
皆さんはどうでしたか?
次は場所を考えます。
【ステップ2】使い方で置く場所を考える
次に家の中のどこにその文房具があったら便利かを考えてみます。
先ほどの使う時に使う場所を追加してみました。
【ボールペンを使う時は?】
・電話でメモする時
→スマホを置いている場所や固定電話の近く
・スケジュール帳に書く時
→デスクの上
・買うものリストを書く時
→冷蔵庫の近く
【ハサミを使う時は?】
・食品の袋を切る時
→キッチン
・服のタグを切る時
→クローゼットの前
【カッターを使う時は?】
・届いたダンボールを開封する時
→リビング
・ダンボールを解体する時
→玄関
・手紙を開封する時
→リビング
などなど。
これで文房具をどこに置いたら使いやすくなるのか答えが出てきました。
使いたい時にその場にあればすぐ使えます。
わざわざ他の部屋へ取りに行ったりしなくて済むような置き場所を考えてみてください。
【ステップ3】必要な個数を考える
使う場所を考えたら必要な数を出してみましょう。
ボールペンを使う時に3つの場所を挙げました。
なので合計3本のボールペンが必要な数になります。
【ボールペンを使う時は?】
・電話でメモする時
→スマホを置いている場所や固定電話の近く
・スケジュール帳に書く時
→デスクの上
・買うものリストを書く時
→冷蔵庫の近く
合計3本のボールペンが必要
この方法なら多すぎることも少なすぎることもない、自分の生活に合ったちょうど良い物の数を決められます。
【ハサミを使う時は?】
・食品の袋を切る時
→キッチン
・服のタグを切る時
→クローゼットの前
合計2本のハサミが必要
ここでのハサミは文房具売り場で売っている物の本数です。
他にも食材を切る調理用や布を切る裁縫用、枝を切る園芸用のハサミも持っているのでそれは別にしています。
※ちなみにハサミは挺・丁(ちょう)という単位で数えるんですね。初めて知りました。一般的には「本」でも相手に伝わるので特に問題ないそうです。
この本数を守れば増えることもなさそうです。
しかし増やさないために重要なのは5ステップでお伝えします。
【ステップ4】場所へ設置
次は前もって挙げた場所に文房具を置きます。
ここで重要なのは1アクションで取り出せるようにすることです。
引き出しに文房具を入れてしまうと
引き出しを開ける→取り出すという2アクションになってしまいます。
すぐに取り出せるということはすぐに片付けられるということ。
なるべく直感で動けるような配置がオススメです。
配置はその高さも大切です。
立って作業することが多いなら壁に引っ掛けるようにする。(ハサミなら持ち手にヒモを結んでおくと便利です。)
座ってなら腰より低い位置に置く。(小さなイスや台の上にペン立てを置く。玄関ならシューズボックスの上など。)
自分の普段している動作に合った場所が皆さんの便利に使える場所です。
ただ賃貸物件ですと壁に穴を空けたりはNGだったりするので家具に引っ掛ける場所はないか、作るかしても良いと思います。
【ステップ5】元に戻す訓練をする
ここまで出来たら最後に重要なのは使ったら元に戻すことです。
使い終わったらあった場所に返さないと次使いたい時にすんなり出てきませんし「無くす→見つからない→新しいものを買う」のループに迷い込むとなかなか出てこれません。
でも使ったら元に戻すというのは簡単そうで意外と難しいですよね。
学生や仕事の時はクラスの人たちや職場の人たちの大勢の目もあるので気をつけるのですが、プライベートではつい気が緩んでしまいます。
作業に夢中になってちょっと置いた、そのまま忘れてしまったということが私もあるのでちょっとした練習もしてみると良いと思います。
自分の頭に「ここへ置くんだよ」という意識を叩き込むのです。
それが習慣になるように。
家族がいたりルームシェアしてる方はどうしても同居している方の協力も必要になってきます。
ご家族と一度話し合って決めても良いと思います。
お互いが納得できる範囲でやってみてくださいね。
最後に
私は物を増やすことは悪いことだと思いません。
自分が大切にしたいものを増やすことは人生にうるおいを与えてくれます。
家族、恋人、友達からもらったプレゼントや自分のお気に入りの物。
いい思い出が詰まった物に囲まれていると幸せな気持ちになります。
ただ、同じものを何度も買ってしまうとせっかく稼いだお金を無駄にしてしまいます。
ボールペン1本は大した金額では無いですが、塵も積もれば結構な金額になります。
どうせなら本当に欲しい物を手に入れるためにお金を使いましょう。

